2014年02月25日(火) | コメント(0)
こんばんは、庄司です。
今日はトマトの語源のご紹介をします。
トマトという呼び名は「膨らむ果実」を意味する「トマトゥル」からきています。
はるか昔、南米ベラクルス地方のアステカ人がこう呼んだのが始まりです。
トマトゥルとは元来「ホオズキ」を指し、メキシコではホオズキを煮込んで料理に使っていたところから、形がよく似たトマトも同じ名前で呼ばれたようです。
でも、味や食感が全然違うと思うんだけど・・・
ところで、この「トマト」という呼び名、世界共通だと思っている人も多いのでは?
実は、イタリアでは「ポモドーロ(黄金のリンゴ)」、フランスでは「ポム・ダムール(愛のリンゴ)」、イギリスでは「ラブ・アップル(愛のリンゴ)」と、さまざま。
ドイツでは「天国のリンゴ」・・・なんか結構な褒め言葉ですよね~
なぜリンゴ?と思われるかもしれませんが、昔からヨーロッパでは値打ちの高い果物や野菜を「リンゴ」と呼ぶ習慣があったからのようです。
リンゴの名が付くのは、当時リンゴは野菜の不足する冬の間、野菜に代わって栄養分が取られる重要なものでした。トマトもリンゴ同様、体に良い食べ物としてリンゴの名が与えられたのでしょう。なるほどですね!
トマトの学名は、ラテン語で「リコペルシコン・エスクレンタム」。リコペルシコン は「狼(lycos)」と「桃(persicon)を合体させた言葉で、エスクレンタムは「食べられる」という意味。すなわち「食べられる狼の桃」となります。
名付け親は、英国の植物学者フィリップ・ミラーで、1754年に発表しています。「リンゴ」から「桃」に変わった経緯は定かではありませんが、「狼の桃」とは、いかにもたくましい生命力を感じさせるネーミングですね。
栄養豊富で、「医者いらず」と言われるトマトにぴったりです。
カテゴリー:ブログ
コメントまたはトラックバックをお寄せください。
トラックバックURL :